舛添東京都知事を囲碁で例えてみると・・

連日の東京都知事の報道を見ていて、囲碁と関連したことで気づくことがある。

そもそも都民国民から信頼を失っているのはどういうことか?それは、違法ではないがぎりぎりのところで政治資金の使い方が人並みの倫理を超え、あきれられているのと、それを認めずすがりつくみっともなさ。

これを囲碁に例えてみる。

「肉付き」と言われる、石が手から離れていないが、持ったまま置こうとして手を出したり引っ込めたりするしぐさ。ルール違反ではないが、何回も相手にこの行為をされた時の不快感は誰しもあるだろう(いや、打ちたいところが逆にバレて嬉しいと思う人もしばしばいらっしゃるかもしれないが)

石を碁笥の中でジャラジャラさせたり、石を碁盤の側面に打ちつけたり、両手で石をゆすってみたり・・これもルール違反でないが「マナー違反」と私は位置づけている。

そして現在の舛添知事の状況は、50目100目負けを投了せずに、相手のダメヅメを狙いにい

っている。昨日都議会理事会で涙の懇願をしたのは、ネット対局の’引き分け要請‘ボタンを押したようなものだ。 

トラブル原因第一位の「待った」。石を一回置いたのに、「あれ、間違えた!」と置き直すのは対局では違法にあたる。置いたらわかるわからないのが実力として出るから、置石のハンディキャップが存在するのである。頭の中でどれだけ読めるか競っているような対局をしていて、相手に置き直しされたら、’碁がしらける’と言わざるおえない。この決定的な「待った」はしていないが同等の重罪に等しい知事だ、と、私は思った。

それがゆえ、自分でアタリに突っ込んでいっても、重要な大会で思っていた所とちがう場所に置いてしまっても、絶対に待ったをしないマナーを教室では伝えていきたい。